トラパパブログ

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(素人小説執筆)  不便な探偵 1-2 ~三名~

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「三名様でよろしいですかね?」

キリがないので割って入った。

「ハイ、コノコカラオケハジメテナンデアイテタライチバンデカイヘヤデオネガイシマス。」

なんなんだよ、お前。

「はい。お待ちください。」

初めてかよ。と、いうツッコミを頭でしながら今度も怯むことなく受付を済ませれた。

こんな変な奴らに俺のスペシャルルームを使わせたくないが、一組も客がいないので仕方なく使わせてやるか。

「トイレイッテクルネ。」

「あっぼくもー。」

よし、今のうちに説明を終わらせよう。


「当店のご利用は初めてですか?」

「はい。初めてです。」

残されたもう1人の男が答えた。

「当店ドリンクバー制度はなくドリンクは一杯ずつお値段がかかってしまいますが、よろしいですか?」

「はい。大丈夫です。」

こっちの男は普通みたいだ。

「ありがとうございます。この時間だとこちらに書かれてる料金になりますがお時間のほうどういたしますか?」

「二時間で。」

最初からこっちが話してくれてたらスムーズだったのに。

「あっ。あのできればあの2番の部屋じゃないのがいいんだけど。」

「えっ。あー、今からご案内するのはトイレの脇の10番の部屋になります。」

やっぱこっちの男も曲者か?

「よかった。10番ですね。」


「アーッ!スゴーイ。ゴージャスナヘヤダー!」

驚いた時も機械音だす余裕あるんだな。とゆーより勝手に色んな部屋あけんなよ。まぁ、他に人はいないしそこが今から案内する部屋だけど。

「そこの部屋らしいぞ。」

機械音男と少年は案内する前に勝手に10番の部屋に入った。

「ご案内します。」

三人のうち二人はもう入ったが、残りの1人を案内した。

中では機械音で「ヒローイ。デカイシャンデリアガフタツモアルー。」だの「今度もこの部屋かなー?」と、存分にはしゃいでいた。

「今まできたことあるカラオケで一番綺麗だな。とゆーより別格のゴージャスルームですね。」

比較的まともな男も意外にも反応した。

「はい。特別思い入れのある部屋でして。」

褒められて、つい余計な事を言ってしまった。

「思い入れ?」

そりゃあ、聞き返すよな。

「いや、なんでもありません。ごゆっくり。」

マイクとリモコンを渡し部屋をでた。


それにしても、なんなんだよあいつら。酒を飲んでるかんじもしないのにとてつもなく変な奴らだ。特に機械音。いや、少年もなんか普通の少年な感じしないし。もう1人の男も2番の部屋は使いたくないとか言ってたな。

2番の部屋なんで嫌なんだ?


他に客がいないせいか10番の部屋の音だけが店内に響く。

「ウィアーザワ~」

文字にしたらなんとかセーフだが、歌も機械音でいくのか。